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【@doctor レシピ 素材編】焼きなすの冷やししょうがあんかけ【茄子】

焼きなすの冷やししょうがあんかけのレシピをアップしました。

@doctor レシピ 素材編・茄子 焼きなすの冷やししょうがあんかけ

・材料 2人分

カロリー 58kcal/1人分
塩分(食塩相当量) 0.8g/1人分

・材料
なす    200g
きぬさや  5g
赤パプリカ 10g
ねぎ    10g

《a》だし    100cc
《a》白だし   大さじ1
《a》しょうが汁 小さじ1/2

水溶き片栗粉
片栗粉  小さじ1/2
水    小さじ2

<作り方>
① なすは、網を置いた火の上で皮が真っ黒になり、箸で押して中心に固さがなくなるまで、焼く。*魚焼機グリルでもOK!
② ①のなすを氷水に落として、しっかりと中心まで冷ます。
③ 皮を剥き、水気をキッチンペーパーでしっかりとっておく。
④ きぬさやは、下処理をして、軽く茹で、色が変わらないように冷水にとる。
⑤ きぬさや、赤ピーマン、長ネギを荒みじんに切る。
⑥ Aの材料を火にかける
⑦ Aが沸騰したら、水溶き片栗粉をしっかり混ぜながら、軽くとろみがつくように合わせる
⑧ ⑦を冷ます。
⑨ ③のなすを食べやすい大きさに切る。
⑩ 器に、⑨を盛り⑧をかけ、⑤を上から散らす。

■■@doctor 加藤医師コメント
なす(生)は100g中、22kcal、たんぱく質1.1g、脂質0.1g、炭水化物5.1g、食物繊維2.2g、カルシウム18mg、カリウム220mgです。
相変わらず食品成分表には糖質については記載ないので計算しないといけません。ほんとに手間ですね。糖質=炭水化物-食物繊維=5.1-2.2=2.9(g)ということになります。GI値は25です。どちらも悪くない数字であり、なすは血糖値の乱れにはつながりにくい食物であるといえます。心と体の健康にとって大事なのでなんどでも書きますが、「血糖値の乱れは心の乱れ」ですから、レシピごとに意識していきましょう。
なすは血糖値の安定化に貢献し低カロリーですが、低たんぱくなのだけが残念です。そのかわりなすには食物繊維がまあまあ含まれており、スポンジ状となっている身は出汁やアブラをよく吸収します。今回は白だしメインですが、なすは良質なアブラたちとの組み合わせも抜群でしょう。カロリーを補うこともできます。また食物繊維は腸内フローラを整え、腸内環境を改善します。脳腸相関のことは忘れていないと思いますが、脳と腸は相関していますので、腸内環境を整えると精神症状や自律神経症状の改善につながる可能性あります。
その他の栄養素としては、なすにはカリウムが比較的多く含まれています。人にはナトリウム・カリウムポンプという機能があり、体内の水分を一定に保ちます。生体は形態的・生理的状態を一定範囲内に保持しようとする性質があり、これをホメオスタシスといいます。つまり、塩分のとりすぎなどで体がむくんでいれば、ナトリウム・カリウムポンプを利用して余分な水分は尿に排泄してくれます。むくみは美容の敵ですから、女子にはうれしいですね。