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臨床情報 「ADHD治療にカフェインは使用できないか?」

ADHD治療にカフェインは使用できないか?

 ADHDは、主に前頭前野のドパミンおよびノルエピネフリン回路の機能異常が原因と考えられ、

 これらの神経伝達物質を補うために、コンサータ、ストラテラなどの薬剤治療を行うことはこれまでのブログにて記載した通りです。





『ADHDの内服薬 4剤のまとめ』
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 しかし、ADHD薬の副作用などのリスクを心配され薬物療法に躊躇される患者さんが多いことや、また、実際に薬物治療を行ったが副作用などで内服中断するケースはあります。





 そういった方から「何かいい方法はないですか?」と聞かれた際に、カフェインの可能性をお伝えします。





 ADHD患者さんは脳覚醒度の低さ(眠気、頭が回らない、集中できないなど)に対し、無意識的な習慣として喫煙といったニコチンを摂取されることで対応されている方は少なくありません。



  

 しかし、喫煙による身体リスクに比較すると、カフェインの方がはるかに安全といえます。





 カフェインはコンサータほどの明確な不注意等の改善効果はないですが、一定数の方には確かに覚醒効果があります。



 例えば、ADHDに伴う眠気や不注意に悩まれる患者さんの中で、看護師さんなど夜勤のある方には、夜間にコンサータは内服できないため(覚醒効果が強すぎて昼夜逆転になるリスクがある)、コーヒー等のカフェイン摂取をお勧めしています。





 緑茶やコーヒーなどのいかがでしょうか?





下矢印Nutrients誌2022年2月10日号に掲載された記事です。



カフェインが不注意、記憶の改善等に期待でき、治療薬への可能性があることが記載されています。











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名駅さこうメンタルクリニック
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丹羽亮平