アットドクター

児童精神科医・精神科医・臨床心理士・管理栄養士が
心の悩みに答えるQ&Aサイト

  • 医師・臨床心理士・管理栄養士一覧
  • お問い合わせ
  • よくあるご質問

不登校とゲーム・スマホ・動画依存症について

不登校とゲーム・スマホ・動画依存症について


 不登校がそもそも近年増えていますが、コロナ禍を経て加速度的に増しており、非常に憂慮すべき事です。



 一概に「不登校が良くない」という事ではありませんが、

 最近の不登校の傾向として、「ゲーム・スマホ・動画依存症」が関係していることが多く、時間が経過してもそのまま引きこもりになられたり、社会復帰できずに悩まれるケースが多いからです。







 不登校の原因として、以下の要因が互いに関連していることが多いです。





①環境因 

(家庭や学校生活、友人関係にお悩みがある)



②精神的な素因 

(広汎性発達障害、自閉スペクトラム症、ADHD、学習障害、知的な苦手さなどについて診断されていないが傾向がある。または、すでに診断された何かしらの精神疾患がある)



③ゲーム・スマホ・動画に依存傾向がある







これらの要素が単独でも不登校になりえますし、これら3つが重なったケースも少なくありません。







お子さんが不登校になられた際にどうしたらよいのか?



お子さんの話をしっかり聞く

担任と連絡を取り合う

不安や憂うつを認めるようなら、しっかり休憩していただく

場合により精神科の受診を検討する





など、対応はいろいろ挙げられますが、



できる限り、不登校の改善を試みるならば、

「学校を休む日は、ゲーム・動画、スマホを触らない」

ということをお願いしたいです。





不登校の改善や長期化防止に効果があります。







発達障害、ADHDが増えていることについて







名駅さこうメンタルクリニック

丹羽亮平