学校ってほんとに大変だと思う
学校ってほんとに大変だと思う
不登校でクリニックにくる子はほんとに増えたなと思います。
これはどこまでいっても、私の個人的な意見だと思ってください。
前おきを書いた以上、ちょっと摩擦があるようなことを書きます。
まず、学校の先生、基本的に全然いけてないことが多いです。不登校の子の件にかかわる範囲内で、ということにはなりますが。
不登校になったんで、あとはよろしくお願いします、的な感じの人、ほんとに多かったです。
なんか他人事っていうんですか、まあ他人なんですけど、ドライに言ったとしても仕事なわけじゃないですか。
仕事の枠のなかでいいから、もう少し、相手の立場になって考えたら、言い方、やり方、対応の仕方、態度、すべてにそういうものがにじみでてくると思うんですよね。
毒がでてしまっていますが、大人モデルになっている先生がおそらく減ってきているので、不登校が学校の中だけで解決せず、クリニックにくる子が増えているっていうのはあると思います。
まあ学校に限らず、子どもみたいな大人、増えましたけどね。日本は大量生産が得意なので、ほんきで子ども大人を大量生産しております。
学校という場所自体は、同世代の子たちが一つの場所に集まるので、どうやっても社会の縮図的なものが発生しやすい状況です。
どんな子と一緒かというのも、運にすぎません。
運が悪いと、本人がしっかりしていても、学校いけないこともあります。
こんなこと書いている私も、学校はなぜか特に理由もわからず苦手でした。目的や意志、意図、思考、価値観、がかなりバラバラな状態の人たちが一か所に集まるということが、かなりのストレスになると思います。ちょっとカンのいい子だと余計きついんじゃないでしょうか。
すごい人の力動みたいなものがぐちゃぐちゃになっている場所、小学校、中学校とか年齢が低いときの学校という場所がもっとも濃度が濃いんじゃないかと思います。
だから、どうしてもいけない時、はあると思います。ゴールが学校にいく一択は、どう考えてもきついです。
いかないといけないのにいけない、ことに、どんな子でも大なり小なり苦しんでいます。全然平気だと思っている子、いるのかもしれませんが、私は会ったことありません。
自分以外の環境は、自分でコントロールできない部分です。コントロールできないところに原因がある場合は、打ち手があまりありません。
自分がコントロールできるものに対して、努力をしたほうが、報われます。
それが何なのかは、一人一人違うと思うので、何に頑張った方がいいか、一緒に考えることにしています。
この時期、ゴールデンウィークあけとか、長期休みあけは、学校行きにくい子は大変だろうな、と毎年思いますので、このテーマで書いてみました。
医療法人永朋会 理事長
加藤晃司