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児童精神科の入院病棟について

児童精神科の入院病棟について

今回は病気の話ではなくて、仕事としての医療についてです。

開業してクリニックをやっていると、どうしても入院が必要な場合が少なからずあります。

児童精神科の入院病棟はかなり少なく、また信頼できる先生にみてもらいたい、と思うと、さらに難しくなります。

私は開業当初から、児童精神科の入院できる施設を作りたいと考えていました。
自分たちなら、これまでなかった児童精神科病院を作ることができるんじゃないかと、昔から思っていたからです。
最初のクリニックをオープンして10年がたちましたが、色々な問題(お金の問題かなりでかいです)があり、いい解決案がないのですが、まだどうやったら三方良しで、実現までたどりつくことができるのか、考えています。

日本は株式会社で病院が運営できないため、資金調達の手段が非常に限られています。
良質で、新しい医療サービスの提供には、どうしても資金が必要です。
医療とお金、ってあまり好まれない話なのかもしれませんが、非常に重要だと思っています。医療サービスを継続していくには、血液のような存在であるキャシュフローが肝となります。血液の流れがとまれば、その組織自体が死滅してしまうのと同じです。

私はこの問題には最初から気が付いていたので、この10年で実現にむけた様々なアプローチを行い、挑戦と失敗を繰り返し、しかし経験値はためながら、今にいたっています。

一時期もう無理かなと思ったりもしていましたが、やはりたまに思い出すので、忘れないようにブログに書こうと思いました。

未来ある子どもへの医療サービスなんですが、日本はそもそも財源不足ですから、どうしたものか。

全然関係ない分野へこの話を投げてみた方が、何か解決の糸口があるのではないかと思い、ちょっとやってみようと思っていることはあります。

また先に進みましたら、報告したいと思います。


医療法人永朋会 理事長
加藤晃司