極端な不器用 発達性強調障害(DCD)
極端な不器用 発達性強調障害(DCD)
精神疾患の国際的な診断基準DSM-5-TRにおける「神経発達障害」の中に、
知的障害
自閉スペクトラム症
注意欠如多動症
学習障害
チック障害
など他にも多数ありますが、
これら疾患の中で、発生頻度が5~8%とされる非常に頻度が高いとされる疾患はどれでしょうか?
あまりご存じない方もおおいですが、
発達性強調障害(DCD)です。
DSM-5-TRによれば、DCDの発生頻度は子どもの約5~8%です。
( AD/HD(注意欠如・多動性障害)の約7.2%と同等かそれ以上、
ASD(自閉症スペクトラム障害)の約1~2%よりもはるかに高い)
また、他の発達障害との併存率も高く、ASDの約80%、AD/HDの約30~50%、SLD(限局性学習障害)の約50%に併存が見られ、他の神経発達障害との関連が深く、症状は互いに強く影響し合っているといえます。
作業療法などの対応をふくめて次回すこし、DCDについて記載したいと思います。
名駅さこうメンタルクリニック
丹羽亮平