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起立性低血圧を詳しく説明*

起立性低血圧を詳しく説明*






自律神経失調症・起立性低血圧について








 自律神経失調症は脳内の自律神経中枢が適切に機能せず、交感神経と副交感神経のバランスが崩れて様々な症状が出るものですが、

 その中で、起立性調節障害は心臓・血管系の自律神経調整(圧受容器反射など)の何らかの障害にて起立時に身体や脳への血流が低下する病気です。



 起立性調節障害の主なものは以下があります。



・起立性低血圧(OH)

・体位性頻脈症候群 (PoTS)

・神経調節性失神 (NMS)











自律神経は、交感神経(やる気の出る時に上がる)と副交感神経(リラックスする時に上がる)のバランスで調整されます。



上記の病態を交感神経の働きで説明すると、





起立性低血圧:交感神経の活動低下



体位性頻脈症候群:交感神経の活動亢進



神経調節性失神:交感神経の不適切な活動亢進と活動低下



と説明できる近い病態の疾患群です。





名駅さこうメンタルクリニック

院長 丹羽亮平

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