大人の注意欠如多動性障害（ADHD）、やはり見逃されていることが多い、名古屋の児童精神科医が解説

こんにちは、名古屋市千種区　児童精神科専門クリニック、医療法人永朋会　和光医院、加藤晃司です。

今回は、大人のADHD、やはり見逃されていることが多い、について解説します。

大人の方は、大人になり、メンタルクリニックを受診することになる、その時まで、なんとかやっていた方ばかりです。

となると、ADHDがあたっとしても、それを努力でなんとかしてきたということです。

ADHDをなおしたい、という主訴で来られる方は、最近は減ったと思います。

ADHDの内服が発売になったときに、製薬企業が大きくプロモーションをやっていたときは、ADHDの情報に触れる機会が多かったせいか、結構ADHD治療目的での受診も多かったです。

ですが、また最近は埋もれてきていると感じます。

ADHDの中核症状は不注意です。

不注意とは、集中力が続かない、忘れっぽい、などが分かりやすいですが、同時処理ができない、というのが結構じゃまになっています。

並行処理ができないと、仕事ではかなり困ります。

だから大人になり、仕事をするようになってから、困難が生じる人が多いです。
そして仕事での困難から、うつ、不安、不眠、などがでてきて、クリニックを受診。

そうすると、それが主訴になるため、その症状に対する内服が処方されて、終わり、ということも多いはずです。

しかしそれでは根本的な解決にはなりません。

ADHDは生育歴をとらないと診断できない疾患なので、やはり児童精神科にきてもらわないと診断されないことが多いです。

同時処理が苦手

これがキーワードです。

なんとなくそうかもしれない、と思われる方は、ぜひ当院へご相談ください。

いまの困難を乗り切るきっかけを作ることができるかもしれません。

医療法人永朋会　和光医院
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