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不登校、状態像であって診断名ではない、名古屋の児童精神科医が解説

不登校、状態像であって診断名ではない、名古屋の児童精神科医が解説

こんにちは、名古屋市千種区 児童精神科専門クリニック、医療法人永朋会 和光医院、加藤晃司です。

今回は、不登校、状態像であって診断名ではない、について解説します。

不登校、という主訴で児童精神科外来を受診される子どもたちは結構います。

しかしもちろん学校にいけていないというだけで、なんの病気でもない子も多いです。

学校にいけないことの原因のなかで、例えばASD、ADHD、その他なんらかの病気がおおくの割合をしめるのであれば、治療することで学校にけるかもしれません。

そうではなく、なんの病気もなく、学校にいけていない、ことは結構あります。

病気じゃないので、クリニックにはこなくて大丈夫です、で終わったら何にもなりません。

学校もなんらかの提案はしていることが多いので、それでもどこにもいけない、というのであればクリニックの中でやれることを提案しています。

それがカウンセリングなのか、プレイなのか、訪問なのか、なんらかの作業療法なのか、なんでもいいですが、他者との接点はないよりあった方がいい。

学校いけないなんてなんてことないと我々が思っていても、やはりその時、自分をとりまく世界の多くが学校である本人たちにとっては、といってもいけないことで自己評価はかなり下がっています。

でも聞かれたら何度でもいいます

いまの義務教育の日本の学校は結構特殊です。

変なルールも多いですし、バックボーンのことなる同世代の子たちが一か所に集まって、同時になにかをやる、というのはかなりストレスです。

学びは学校にいかなくてもできます。
もちろんいかないとできないこともあるのかもしれませんが、あまり大したことではないと思います。

そんな話をしながら、どうしようもないことをなげくよりは、何か今手持ちの駒でできることをやろう、と、それは子供たち一人ひとり違うのだと思いますが、一緒に考えていたら何かでてくるものです。

別にそれがクリニックでなくてもいいのですが、クリニックで行われていてもいいはずです。

たまたまの出会いをいかしていくのは悪いことではありません。

児童精神科は役割は診断と治療だけでないです。

何らかの提案はできると思いますので、困っていることがあれば、当院へご相談ください。

医療法人永朋会 和光医院
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