暗記主体の日本の学校の勉強に関しては、ADHDの不注意症状があるとかなり邪魔になる、名古屋の児童精神科医が解説

こんにちは、名古屋市千種区　児童精神科専門クリニック、医療法人永朋会　和光医院、加藤晃司です。

今回は、暗記主体の日本の学校の勉強に関しては、ADHDの不注意症状があるとかなり邪魔になる、について解説します。

今の日本の学校の勉強の仕方は暗記主体です。

それは受験でも同じことが言えますし、大人になってから資格試験などを受ける時も、基本的に覚えているかどうかを問われる問題が多いです。

本質的な問題として、このような学習方法ではなく、思考力や、分析力、想像力、をトレーニングした方がいいとは思いますが、日本はこのあたりずっと変わらないかもしれません。

変化しないことを前提として考えた場合、単純に意味のないことを記憶するということに関して、ADHDの不注意症状があると、かなり邪魔になります。

学校の成績が上がらないと、本人の努力が足りない、と言われることが多いでしょう。

時に怒られることもあるかもしれません。

そういうことが続けば自己評価は下がり、元気もなくなるかもしれません。

自我を正常に成長させることにも支障がでる可能性もあります。

不注意があることで勉強ができないと、他のことにも悪影響を与えます。

しかし不注意症状単独で存在していると、なかなかそれを見つけてもらえることはありません。

それにつまらない勉強に対してはなおさら不注意があると、集中が続かないこともあるでしょう。

でもある程度やっているのに成績が上がらない、という感じであれば、一度検査してみることをおすすめします。

何もないのであれば、心配はいりませんし、もし不注意があるなら早めに治療をトライいた方がいいです。

失敗体験を積み重ね自信をなくすまえに、やれることはやってあげたほうがいい。

もちろん主役である本人が治療をした方が自分にとっていいと思えなければ続ける必要はありません。

このようなことでお困りになったら、ぜひ当院へご相談ください。

医療法人永朋会　和光医院
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