【@doctor レシピ】ミネストローネ
ミネストローネのレシピをアップしました。
■@doctor レシピ ミネストローネ
■ABCクッキングスタジオ
・材料:2人分
カロリー:182kcal (1人分)
塩分:1.4g (1人分)
・材料
ベーコン(1㎝角切り) 60g
にんにく(みじん切り) 8g
玉ねぎ(1㎝角切り) 40g
にんじん(1㎝色紙切り) 40g
セロリ(1㎝角切り) 40g
サラダ油 小さじ1/2
水 500cc
コンソメ(顆粒) 小さじ1
トマトピューレ 120g
塩・黒こしょう 各少々
パセリ(みじん切り) 少々
・作り方
①鍋にサラダ油を熱し、ベーコンを入れ炒め、
脂が出てきたらにんにくを加え、炒める。
②玉ねぎ・にんじん・セロリを加え、全体に油がまわる程度に炒める。
③水・コンソメ・トマトピューレを加え、
アクがあれば除きながら、煮込む(弱火10分~)。
④塩・黒こしょうで味をととのえ、器に盛り付け、パセリを散らす。
■■@doctor 加藤医師コメント
野菜をおいしく、たくさん食べられるという意味でミネストローネは非常に手軽で使いやすいメニューであると思います。私も時おりミネストローネを作ります。私はどうしても鶏肉(あればもちろんササミ)を使いがちですが、ベーコンでも間違いなくおいしいと思います。
今回は少しアブラの話をぶり返します。脂質は体内でホルモンや酵素の材料になり、細胞膜に使われ、神経伝達物質にもなります。よって、材料となるアブラは良質なものでなければいけません。また繰り返しになりますが、糖質をメインのエネルギー源にすると血糖値の不安定につながり、それは自律神経症状や精神症状の不安定につながる可能性がありますので脂質(脂肪を分解して生じるケトン体)をエネルギー源にすることを心がけましょう。糖質は体内で余れば脂肪になってしまいますので、控えめに摂取しましょう。
アブラには飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。飽和脂肪酸は常温で固形のアブラで、バター、ラード、ギーなどです。不飽和脂肪酸は、常温で液体になるアブラで、一価不飽和脂肪酸(オメガ9)と多価不飽和脂肪酸(オメガ6、オメガ3)です。オメガ9はオリーブオイル、今回使用したサラダ油など、オメガ6はごま油、グレープシードオイルなど、オメガ3はえごま油、亜麻仁油などです。オメガ6とオメガ3は人の体の中で作ることができない必須脂肪酸であり、食べ物から摂ることしかできないので重要です。普通の食生活をしているとオメガ3が不足することが多いですので、オメガ3を積極的に取りましょう。私の好みとしてはえごま油はあまり味にくせがないので使いやすいと思います。不飽和脂肪酸のアブラは加熱するとトランス脂肪酸が生じるため、サラダ油もあまり高温にして使用しないようにしましょう。どうしても揚げ物を作りたいときは、ラードを使うことが私は多いです。
※神経伝達物質とは
ニューロン(神経細胞)で生産され、神経細胞の興奮または抑制を他の神経細胞に伝達する物質のことです。アセチルコリン、ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニン、GABAなどがあり、これらが低下したり、バランスが崩れると、うつ症状や不安症状、自律神経症状(めまい、頭痛、ほてり、ふらつき、倦怠感、耳鳴り、動悸、息苦しさ、など)がでる可能性があります。GABAはお菓子などで身近にあり、聞いたことがあるかも知れませんね。