回答者:加藤晃司さん
不登校になるにはさまざまな原因があると思います。もしかしたら最初に不登校となった理由と、6か月、1年たったあとではいけない理由は違ってきているかもしれません。病院では診断がつくかつかないかだけを見るのでなく、本人がどうやったら自分らしく生き生きと生活していくことができるのかを分析し、本人、家族と一緒に考え、それを見つけていく場所でもあります。もし本人も学校に行かなくてはいけないと思っている状況で、登校刺激を入れ続けると「学校へ行けない自分はだめだ」と意識することが増えてしまい自己評価が下がっていってしまうことがあります。そのような状況が長期化してしまえばほんとに何らかの病気になってしまう可能性もありますので、まずは一度受診してみてはいかがでしょうか。本人が来れない場合には、病院によってはご家族のみで相談にいくこともできます。また地域によっては公的なフリースクールの場所が自宅から遠く、本人一人では通えない場合もあると思います。例えば当院ではそのような場合に、自宅まで訪問して勉強、運動など作業療法を行う訪問看護を行ったりしています。またクリニックまで来ていただければカウンセリングやプレイセラピーを行っています。
質問者:ひろ
13歳の息子が不登校になっています。
去年の秋頃から不登校となっており、最初は頑張って週2、3回はいっていましたが、今はほとんどいけません。学校からは登校刺激をしないと不登校が長期化してしまうから、毎日行くように頑張りましょうと言われていますが、どんどんふさぎこんできています。こういう場合病院に行った方がいいでしょうか?