【@doctor レシピ】キャロットアップルスムージー
キャロットアップルスムージーのレシピをアップしました。
■@doctor レシピ キャロットアップルスムージー
■レシピ
1人分
カロリー:148Kcal
人参 100g
グレープフルーツ 1個
りんご 1/2個
はちみつ 大さじ2
<作り方>
①人参は皮つきのまま、幅5mmのいちょう切りにする。
②グレープフルーツは横半分に切り、果汁を絞る。
③りんごは塩(分量外)でこすり洗いし、芯を除いて幅5mmのいちょう切りにする。
④ミキサーに全ての材料を入れ、滑らかになるまで撹拌する(約1分)。
⑤器に分け入れる。
■■@doctor 児童精神科加藤医師コメント
今回は、「キャロットアップルスムージー」です。
材料は人参、グレープフルーツ、りんご、となっています。
人参の栄養素ですが、皮むき生の100g中に、36kcal、たんぱく質 0.8g、脂質 0.1g、炭水化物 8.7g、食物繊維 2.4g、カルシウム 26g、ビタミンA レチノール活性当量690μg(βカロチン 8300μg)、ビタミンC 6mg、となっております。糖質は、炭水化物-食物繊維=6.3gとなります。GI値80です。80!?、まさか人参のGI値がこんなに高いとは!!私実は人参嫌いなんですよね。このGI値の高さに少しほっとしました。あまり積極的に食べなくてもいいのかなー、なんて。スムージーに少し入れる程度でいいかな。
ビタミンAはレチノール活性当量として表されます。これは動物性食品に含まれるレチノールの量と、主に植物性食品から摂取されるβカロテンなどのカロテノイドが体内でビタミンA作用をする場合の換算量との合計です。ビタミンAは鼻や喉、肺などの粘膜の材料となり、ウイルスの侵入を防いでいます。また皮膚、髪の毛、爪などの細胞を活性化させる作用があり、女性が美しさを保つには必要な栄養素となります。しかしビタミンAは脂溶性のビタミン(他にはD、E、K)ですので、とりすぎると体内に蓄積しビタミンA過剰症となる可能性ありますので注意が必要です。ビタミンA過剰症になると、後頭部の激しい痛み、手足の痛み、めまい、嘔吐、下痢、倦怠感、肌荒れ、脱毛、などを起こす可能性があります。サプリメントを使う時は脂溶性ビタミンはとりすぎに注意しましょう。水溶性ビタミンはあまり気にしなくていいですが、サプリメントはあくまで補助的に利用しましょう。
次にグレープフルーツにはビタミンCや食物繊維が豊富に含まれています。またナイアシンという栄養素も含まれており、ビタミンCやナイアシンは脳内の神経伝達物質(セロトニン、ドパミン、GABAなど)の生成に必要な栄養素であり、不足すると精神症状の不安定につながる可能性があります。
グレープフルーツに限らず、果物には食物繊維が含まれています。食物繊維は善玉菌の餌になったり、糖質の吸収をよくせりしたり、便秘解消したり、と腸内フローラの改善に役立ちます。グレープフルーツはGI値は31と果物の中では比較的低い方です。血糖値の急減な上昇が起きにくいため、果物の中では取りやすいかなと思います。
血糖値の急激な上昇や低下を繰り返していると精神の不安定、自律神経の乱れにつながりやすくなります。糖質の摂取の仕方は精神症状の安定には非常に重要ですので、糖質制限を完璧にする必要はありませんが、血糖値の安定を考えながら食事を組み立ててみましょう。
りんご(皮つき)は、100g中に、61kcal、炭水化物 16.2g、食物繊維 1.9g、ビタミンC 6mgとなっています。糖質は、14.3g、GI値は36となっています。クエン酸、リンゴ酸という有機酸を多く含み、胃腸の働きや殺菌作用があります。
クエン酸、リンゴ酸はクエン酸回路(TCA回路)を活発にする役割を持っています。ストレスや食生活の乱れ、激しい運動などによって身体の中に疲労の元となる乳酸やピルビン酸などがどんどん蓄積されてしまいます。クエン酸を摂取することで、疲労の回復効果が期待できるというわけです。
またリンゴの皮には食物繊維の一種であるべクチンが多く含まれており、整腸作用を促し、便秘を防ぎます。食物繊維ですので糖の吸収を穏やかにし、血糖値が急に上昇するのを防ぎます。また皮にはポリフェノールも多く含まれており、抗酸化作用が強いですから、細胞がサビるのを防いでくれます。りんごが時間がたつと変色するのは、りんごに含まれるポリフェノールが酸化するからです。ビタミンCも抗酸化作用が強いので、りんごはポリフェノール+ビタミンCでダブル抗酸化作用あります。抗酸化作用とは、自身が酸化されることで体内の細胞を酸化から守る性質のことを言いますので、変色するのは悪い意味ではないのです。ポリフェノールは、糖尿病や肥満、動脈硬化といった生活習慣病の予防や、ガンの予防、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を抑える作用、肌を白くする作用などが知られています。りんごのポリフェノール成分は、果肉にもありますが、主に皮とその皮下に多くあるので、りんごを皮ごと使うことをおすすめします。
人参、グレープフルーツ、りんごの組み合わせることで、ビタミンC、ポリフェノール、βカロチンが含まれており抗酸化作用はシナジー効果により抜群に強く、サビから体を守ります。アンチエイジング効果抜群です。さらに食物繊維も抜群に多いので腸内フローラを改善しますね。
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