【@doctor レシピ 素材編】かぶとベーコン黒胡椒炒め【蕪】
かぶとベーコン黒胡椒炒めのレシピをアップしました。
■@doctor レシピ 素材編・蕪 かぶとベーコン黒胡椒炒め
カロリー 179kcal/1人分
塩分(食塩相当量)1.6 g/1人分
材料:2人分
かぶ 250g
ベーコン 70g
水 50cc
白だし 大さじ1
黒胡椒 少々
作り方
① かぶは、皮をむきくし切りにし、葉の方は5cmくらいの長さにカットする。
② ベーコンはスライスしておく。
③ フライパンに、ベーコンを入れ火が通ったら①のかぶの身の方を先に入れる。
④ 水と白だしを混ぜ、③に入れる蓋をして蒸し焼きにする。
⑤ ④にかぶの葉の方を入れ炒める。
⑥ 黒胡椒を振り混ぜて、器に盛る。
■■@doctor 児童精神科加藤医師コメント
今回は、「かぶとベーコンの黒胡椒炒め」です。
かぶですが、日本でもっとも古くから利用されている野菜のひとつで、春の七草のすずなのことです。
かぶ(根)は、100g中に、20kcal、たんぱく質 0.7g、脂質 0.1g、炭水化物 4.6g、食物繊維 1.5g、カルシウム 24mg、マグネシウム 8mg、鉄 0.3mg、亜鉛 0.1mg、ビタミンB1 0.03mg、ビタミンB2 0.03mg、ナイアシン 0.6mg、ビタミンB6 0.08mg、ビタミンC 19mgとなっています。
かぶ(葉)は、100g中に、20kcal、たんぱく質 2.3g、脂質 0.1g、炭水化物 3.9g、食物繊維 2.9g、カリウム 330mg、カルシウム 250mg、マグネシウム 25mg、鉄 2.1mg、ビタミンA 230μg、βカロチン2800μg、ビタミンE 3.1mg、ビタミンB1 0.08mg、ビタミンB2 0.16mg、ナイアシン 0.9mg、ビタミンB6 0.16mg、葉酸 110μg、ビタミンC 82mgとなっています。GI値は25と低いですね。
これを見ていただけるとお分かりかもしれませんが、かぶは、根の部分よりも葉の部分の方が栄養素が多く含まれています。皆さん、葉の部分を捨てないで食材としてぜひ利用してください。
多く含まれる栄養素としては、ビタミンA(βカロチン)、ビタミンC、カルシウム、食物繊維、は豊富ですね。
またかぶにはアミラーゼと呼ばれる消化酵素が含まれており、栄養の吸収を助け、胃や腸の働きを整えたり、胃もたれ、、胸やけを解消する効果が期待できます。さらにグルコシノレートという成分が含まれており、体内でイソチオシアネートに分解され、血栓を予防する効果があります。
ビタミンAには動物性食品に多く含まれるレチノールと、体内で必要に応じてビタミンAにかわるβカロチンがあります。βカロチンはビタミンAの原料という意味でプロビタミンAとも呼ばれ、抗酸化作用が強い。抗酸化作用があると細胞の癌化予防になりますし、またビタミンAは目、口、喉、鼻などの粘膜の材料となるため粘膜保護して感染症予防にもなります。逆に欠乏すると、皮膚や呼吸器の粘膜が乾燥することで免疫力が下がる可能性があります。
野菜類に含まれるβカロチンは脂溶性なので、アブラと一緒にとると効率よく摂取できます。高熱で調理する場合にはバター、ラード、ギーなどの飽和脂肪酸を使用しましょう。ベーコンには飽和脂肪酸、オメガ3、オメガ6が含まれているので、それをそのまま利用すればいいでしょう。
ビタミンCはドパミンなどの神経伝達物質の合成や、抗ストレスホルモンである副腎皮質ホルモンの合成にもかかわっているため、ストレスと戦るためにビタミンCは必要です。ビタミンCは水溶性ビタミンですので1日に何度かに分けてたくさん取りたいです。
ビタミンCやナイアシンは脳内の神経伝達物質(セロトニン、ドパミン、GABAなど)の生成に必要な栄養素であり、不足すると精神症状の不安定につながる可能性があります。
かぶは、βカロチン、ビタミンCと抗酸化作用強く、またかぶ単体では足りていない油をベーコンのように肉で追加したり、加熱する場合は飽和脂肪酸を利用することで良質なアブラを追加することでバランスのいい食事となります。GI値は高くなく、食物繊維が含まれているので血糖値の急激な上昇も防ぐことができます。なんども言いますが、「血糖値の乱れは心の乱れ」につながりますので、血糖値の安定化を意識していきましょう。
*ちなみに
ベーコンは、100中に、405kcal、たんぱく質 12.9g、脂質 39.1g、飽和脂肪酸 14.81g、一価不飽和脂肪酸 18.00g、多価不飽和脂肪酸 3.57g(αリノレン酸 290mg、リノール酸 3000mg)、コレステロール 50mg、炭水化物 0.3g、食物繊維 0g、ビタミンB1 0.47mg、ビタミンB2 0.14mg、ビタミンB6 0.18mg、ビタミンB12 0.7μg、ビタミンC 35mgとなっています。アミノ酸は、バリン 660mg、ロイシン 1000mg、イソロイシン 1100mgです。糖質は、0.3g、GI値は49となっています。肉の加工品はカロリーが高めですが、GI値は比較的低いので利用しやすいところもあります。
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