臨床情報 「会話力のトレーニングにVRを」
会話力のトレーニングにVRを
丸レッドコミュニケーションの苦手さをどうにかできないか
というお悩みを連日診察にて伺います。
コミュニケーションの苦手さといいましても、
・雑談など、フリートークが苦手である
会話中に、不用意な発言をして、空気を悪くしてしまう。
・学校や職場で、用事があっても話しかけることができない
・会議や発表など、注目される大勢の前の発言が緊張する
・相手から否定的なダメだしをされると過度に傷ついてしまう
など、様々な状況があると思います。
コミュニケーションに難しさを感じる原因として、
コミュニケーションの質的な障害(自閉スペクトラム症の診断項目)、以外に、衝動性(思ったことをつい言ってしまう。相手の話を最後まできけない、など)、対人緊張の強さなどが挙げられます。
当院では、診察以外に、ソーシャルスキルトレーニングを心理カウンセリングで行うことができます。
また、放課後デイサービスなど療育サービスや就労移行支援所などで、コミュニケーションや対人緊張のリハビリを実施される方も多いとおもいます。
しかし、苦手な状況をリアリティを持たせながら想定し、訓練することは現実的になんとも難しい点があり、
治療のニーズが多い中で対応できない歯がゆさがありました。
(例えば、集団の前で発表する。苦手な上司から仕事を頼まれる。既読スルーを繰り返されるなど。)
今回、これらのお悩みに少しでも対応できないかと、VRを利用したソーシャルスキルトレーニングを取り入れることになりました。
(HPからの抜粋です。)
丸レッド最大の利点は、リアリティのある現実空間でトレー二ングができることです!!
また、設定できるシチュエーションが非常に豊富であり、お悩みに細やかな対応ができる可能性があります。
例えば、
次回、VRを使ったトレーニングについて詳しく書かせていただきます。
発達障害、ADHD、学習障害などクリニックブログのまとめです下矢印
https://meiekisakomentalclinic.com/blog_category/disease/hattatu/
名駅さこうメンタルクリニック
丹羽亮平