臨床情報 「ガム噛み 集中力の改善や食欲を抑える効果」
ガム噛み 集中力の改善や食欲を抑える効果
前回のブログで、身体集中反復行動症、多動行動(貧乏ゆすりなど)、自傷行為(リストカット、過食嘔吐など)
への、一つの提案として、『ガム噛み』を提案しました。
自傷〜多動〜抜毛・爪むしりなどの関連。ガム噛み。
自傷〜多動〜抜毛・爪むしりなどの関連。身体反復行動症、強迫行動は置き換え行動にて改善することがあります。また、抗うつ薬、SSRI、ADHD治療も奏功することがあります。身体反復行動症、強迫症、うつ病、ADHD、発達障害、学習障害、不登校なら名駅さこうメンタルクリニックへ相談ください。
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「ガムを噛むこと」にて、多動行動が軽減(貧乏ゆすりやじっとしていられない、集中できない、などの行動がガム噛みに置き換わることがある)するタイプの方がいることは感じていましたが、
ガム噛みにて、海馬、前頭全野の活性化を促せることなど、広範な脳機能改善効果があるようです。
ロッテのホームページがわかりやすいです↓
噛むと脳が活性化する⁉ 噛むことと脳の関係とは… – 噛むこと研究室
監修:久保 金弥(名古屋女子大学 健康科学部長 医学博士) 近年さまざまな研究から、噛むことが脳を活性化させることがわかってきています。脳が活性化することによって集中力の向上、リラックス効果、ストレスの軽減などの効果がみられることが明ら
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また、診察にて、夜間の過食嘔吐になやまれる方が、ガム噛みを行うことで、過食嘔吐がへったケースもありました。
噛むことで満腹中枢が刺激されるだけでなく、情動面の安定化にもつながっているのだと思います。
ただ、多動、身体集中反復行動、自傷行為の傾向のある方は、「やりすぎてしまう」ことをしばしば認めます
ガム噛みを過剰に行うと、顎関節を痛めることや、咬筋が発達しエラが張ったり、頭痛につながるケースがあるためご注意ください。
名駅さこうメンタルクリニック
院長
丹羽亮平