臨床情報 「夏休み明けの不登校を防ぐためにできること」
夏休み明けの不登校を防ぐためにできること
学生のみなさんにとって、夏休みの終わりが近づき２学期再開まであと一週間くらいになりました。
コロナが流行していたり、猛暑ではあるものの、おそらく学校のある毎日よりゆったりと過ごせたのではないでしょうか。人によっては、旅行など楽しい思い出もできたかもしれません。
さて、長期連休明けは学校の行き渋りや不登校のリスクが非常に高くなります。
もともと、学校の行きにくさや様々な理由で学校をお休みすることのあった学生さんはやはり注意が必要です。
（不登校が必ずしも悪いと思っていませんが、多くの場合は、不登校よりも学校に登校する生活を送る方が、将来に繋がる社会適応性や学力など有効だと思っております。
自宅で個人の能力に合致したホームスクーリングによる勉強や課外活動に打ち込んでいるケース、学校は不登校でも支援教室や放課後デイなどに通えているケースは、そのままでも構わないと思います。）
あと残り１週間の夏休み生活で、気をつけることを具体的に箇条書きにしました。
１、まず規則正しい生活を送ることです。
夜に寝て、起床時間を平日のそれに近づける必要があります。
２、デジタル系デバイスを制限していくこと。
夏休みにスマホ視聴、ゲーム、動画などが大きく増加された場合には、制限していくことを強く勧めます。
１の規則正しい生活に繋がる話ですが、夜寝る時間が遅くて起床時間も遅くなるケースの多くは、スマホ、ゲーム、動画の利用によることが多いです。
まず、規則正しい生活を送るために夜間のこれらの利用は減らしたいものです。
また、デジタル刺激に長時間さらされることで、意欲低下や無気力、抑うつ、認知機能の低下（じっくり物事を考えられない、等）、などメンタルヘルスへの悪影響が認められております。
他にも、３にも書きますが、デジタル刺激にはまって課題に手がつかないケースもあります。
夏休み明けに、まず朝に起床して、意欲的に登校するためにもこれらを制限することを勧めます。
３、終わっていない宿題をどうするか。
長期連休明けの不登校の最終的な引き金として、「課題が終わってなくて先生に注意されることが嫌で行けない」という話は多いものです。
スムーズに休み明けの登校に繋げるためには、課題への対応が必要だと思っています。
もしも、課題が終わっていないなら、おそらく以下の対応でしょう。
１：お子さんを叱りつつ最後までやらせる
２：すべて課題ができていなくても、お子さんが納得して登校できるように親子で話し合いをする。
（親が、連絡帳など宿題が終わらなかったが配慮を願う旨を書くなど）
３：親が宿題を手伝い終わらせる。
そもそも個人の学力レベルや能力に則っていない夏休みの宿題をやる意義はあるのか？という話はあると思いますが、夏休み明けのスムーズの登校を考えると、課題への対策をする方がいいかもしれません。
２学期への無事なスタートを祈っています。
ゲーム・スマホ依存、不登校のお子さんに親が何がしてあげられるか？
ゲーム・スマホ依存、不登校のお子さんに親が何がしてあげられるか？不登校、ゲーム依存、スマホ依存、動画依存、発達障害、自閉スペクトラム症、ADHD、などはお互いに関係しています。お困りの際は名古屋駅ちかくの名駅さこうメンタルクリニックへ
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名駅さこうメンタルクリニック
院長
丹羽亮平
当院での活動がYOUTUBEにて見られます↓
BS11にて放送された「スーパードクター」にて当院が紹介されました。｜名古屋駅 心療内科 名古屋市西区 名駅さこうメンタルクリニック 女医
名古屋市「名駅さこうメンタルクリニック」は、栄生駅徒歩1分。心療内科・精神科・児童精神科を診療。女医も在籍。うつ病・発達障害（ADHD）・お子様の不登校等、専門医と心理カウンセラーが治療・サポートします。小さなお悩みでもご相談ください。名駅さこうメンタルクリニックのBS11にて放送された「スーパードクター」にて当院が紹介されました。ページです。
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