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臨床情報 「ビバンセについてまとめ。」

ビバンセについてまとめ。

最近のブログにて、

コンサータ

ストラテラ

インチュニブ 

それぞれのまとめを記載しました。



その流れで、ビバンセのまとめです。

(内容が過去のブログと同じ点もあります。)







 ビバンセについて、まず簡単な説明でいうならば、「コンサータの強くなったもの」です。





・ビバンセはコンサータと同様に中枢性刺激薬のジャンルで、依存性の指摘があります。

 (しかし、プロドラッグであるため安全性は高いといわれる。)





・また、副作用の傾向もコンサータとほぼ同じになります。

 

 起こりやすい副作用は、食欲減退 、吐き気、体重減少、入眠困難,頭痛 など

 頻度は低いが重篤な副作用は、アナフィラキシーショック、心血管系障害、不整脈など  になります。





・処方する患者さんの対象ですが、治療ガイドラインにも記載される通り、他のADHD治療薬にて効果が不十分であった患者さんにビバンセの処方を考慮します。



 つまり、まず同じ中枢神経刺激薬のコンサータの内服を行ったことがあり、体重の上限を内服したが効果が不十分である。

 ということが、あります。

 

 コンサータを内服するも副作用で中断された方に、ビバンセを処方するか?というと悩ましいです。

同じ副作用がでる可能性があるからです。



 詳しい説明下矢印

 ビバンセは誰に処方するのか? (meiekisakomentalclinic.com)





・効果は、ビバンセの方がコンサータに比べて、やや効果時間が長いし、やや強いと感じます。

 しかし、劇的な差ではないです。

 

 その効果の強さの反面、食欲不振の副作用もビバンセの方が強いように感じます。



 詳しい説明下矢印

 ビバンセ(コンサータ)と比較して (meiekisakomentalclinic.com)







 基本的に、ビバンセはADHD薬の最後の選択肢ですね。

 



名駅さこうメンタルクリニック

院長 丹羽亮平