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小学生の不登校について 夏休み

小学生の不登校について 夏休み

夏休みの期間に入り、児童患者さんの新患が連日クリニックにいらっしゃっています。







不登校まではいかないが、登校のしづらさがあったり、

1学期はなんとか過ごしたものの、学校生活のお悩み(学習面や対人交流の苦手さなど)

など、いろいろな訴えを伺います。







学校への通いにくさの背景には、以下のような状況が複数関わっております。







・学校の環境的な問題(いじめ、仲の良い友人がいない、など)



・家庭環境の問題(虐待に準じた状況がある、など)



・ゲーム依存、スマホ依存などデジタル依存

 また、それに伴う不規則な生活



・学習面の苦手さ



・成長発達の特性があること

(自閉スペクトラム症、ADHD、感覚過敏など、診断に至らないレベルでも傾向のある方は多いです。)



・精神症状を認める場合

(対人場面や新しい状況に不安を感じやすい、緘黙など)







診察に見えた方には、上記の事など話を伺いながら、状況や原因を整理していきます。









ところで、





「不登校にならないために、夏休みに何を気を付けたらいいか?」



とよく患者さんやご家族から尋ねられますが、



やはり、



規則正しい生活!



ゲームやスマートホンにハマりすぎない事!



この2点に尽きます。











そう思うと、今はあまり行われませんが、



夏休みのラジオ体操とは、不登校対策には非常によいものでした。



朝早く起床して規則正しい生活リズムですごすきっかけになるからです。













みなさん、いかが夏休みをおすごしでしょうか?








名駅さこうメンタルクリニック 院長

丹羽亮平

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