【@doctor レシピ】アスパラガスとりんごのスムージー
アスパラガスとりんごのスムージーのレシピをアップしました。
■@doctor レシピ アスパラガスとりんごのスムージー
カロリー:194Kcal/1人分
材料:2人分
グリーンアスパラガス 4本
りんご 1個
レモンの絞り汁 小さじ1/2
牛乳 大さじ2
ヨーグルト 150g
はちみつ 大さじ1
下準備
りんごは塩(分量外)でこすり洗いし、ヘタと新を除き、皮つきのまま幅5mmのいちょう切りにする。
●作り方
①グリーンアスパラガスは根元を1cm位切り、固い部分をピーラーでむき、斜め薄切りにする。
塩(分量外)を加えた熱湯でさっと茹でる。
②ミキサーに材料をすべて入れ、滑らかになるまで撹拌する。
③器に分け入れる
■■@doctor 児童精神科加藤医師コメント
今回は、「アスパラガスとりんごのスムージー」です。 アスパラガスは今回が初登場の食材ですね。 グリーンアスパラガスは自然のまま日光を当てて育てており、ホワイトアスパラガスは芽が伸びる前に盛り土をして、白く軟化させたものです。香り、栄養価ともにグリーンアスパラガスが勝ちますが、ホワイトアスパラガスは軟白させることで歯ざわりがやわらかく、味もまろやかなのが特徴です。 アスパラガスですが、100g中に、22kcal、たんぱく質 2.6g、脂質 0.2g、炭水化物 3.9g、飽和脂肪酸 0.2g、一価不飽和脂肪酸 0、多価不飽和脂肪酸 0.08g(オメガ3 17mg、オメガ6 67mg)、食物繊維 1.8g、カルシウム 19mg、リン 60mg、鉄 0.7mg、亜鉛 0.5mg、ビタミンA 31μg(βカロテン当量 380μg)、ビタミンE 1.5mg、ビタミンB1 0.14mg、ビタミンB2 0.15mg、ナイアシン 1.0mg、ビタミンB6 0.12mg、葉酸 190μg、ビタミンC 15mgとなっています。糖質は、炭水化物-食物繊維=2.1g、GI値25となっています。血糖値の急上昇はなさそうです。 アミノ酸は、恒例のBCAAですが、バリン 110mg、ロイシン 130mg、イソロイシン 74mg、アスパラギン酸 430mgと豊富に含まれています。 アスパラガスから発見されたアスパラギン酸はアミノ酸の一種で利尿作用があり、有害なアンモニアを体外へ排出し、中枢神経系を保護する作用があります。またカリウムやマグネシウムを細胞内に運び、疲労物質である乳酸をエネルギーに変える手助けをするため疲労回復にも効果があります。アスパラギン酸を含む食品は、アスパラガスばかりではなく、豆類、ナッツ類やモモ、ナシなどの果実類、牛肉、豚肉、鶏肉などにも多く含まれています。 また穂先に含まれるルチンには、毛細血管を丈夫にしたり、血圧を下げる効果があるほか、有害な活性酸素を除去する抗酸化の作用があります。βカロチンも多く含まれているため、ビタミンEも合わせた抗酸化作用は相乗効果抜群ですね。 また葉酸が多く含まれています。葉酸は、ビタミンB12とともに赤血球を作るため、貧血予防になります。また記憶力低下や、物忘れを改善する効果が期待できます。不足すると貧血を起こしたり、肌荒れや口内炎の原因になります。またアルコールやたばこは葉酸の消費を上げるので、使用している人は意識してたくさん取りましょう。 βカロテンとビタミンEは脂溶性のため油を合わせることで吸収率が高まりますので、少しアブラが入ってもいいかなと思いますが、そのあたりはお好みで作ってください。オメガ3を入れたいところです。 次はりんごですが、りんごは以前のメニューにでてきているので復習です。りんご(皮つき)は、100g中に、61kcal、炭水化物 16.2g、食物繊維 1.9g、ビタミンC 6mgとなっています。糖質は、14.3g、GI値は36となっています。クエン酸、リンゴ酸という有機酸を多く含み、胃腸の働きや殺菌作用があります。 クエン酸、リンゴ酸はクエン酸回路(TCA回路)を活発にする役割を持っています。ストレスや食生活の乱れ、激しい運動などによって身体の中に疲労の元となる乳酸やピルビン酸などがどんどん蓄積されてしまいます。クエン酸を摂取することで、疲労の回復効果が期待できるというわけです。 またりんごの皮には食物繊維の一種であるべクチンが多く含まれており、整腸作用を促し、便秘を防ぎます。食物繊維ですので糖の吸収を穏やかにし、血糖値が急に上昇するのを防ぎます。また皮にはポリフェノールも多く含まれており、抗酸化作用が強いですから、細胞がサビるのを防いでくれます。りんごが時間がたつと変色するのは、りんごに含まれるポリフェノールが酸化するからです。ビタミンCも抗酸化作用が強いので、りんごはポリフェノール+ビタミンCでダブル抗酸化作用あります。抗酸化作用とは、自身が酸化されることで体内の細胞を酸化から守る性質のことを言いますので、変色するのは悪い意味ではないのです。ポリフェノールは、糖尿病や肥満、動脈硬化といった生活習慣病の予防や、ガンの予防、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を抑える作用、肌を白くする作用などが知られています。りんごのポリフェノール成分は、果肉にもありますが、主に皮とその皮下に多くあるので、りんごを皮ごと使うことをおすすめします。 アスパラガスとりんごの組み合わせることで、ビタミンC、ポリフェノール、ビタミンE、βカロチンと、抗酸化作用はシナジー効果により抜群に強く、サビから体を守ります。アンチエイジング効果抜群であり、さらに癌になりたくない人はこれ飲んだ方がいいですね。
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