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3歳児健診の重要性について、名古屋の児童精神科医が解説

3歳児健診の重要性について、名古屋の児童精神科医が解説

こんにちは、名古屋市千種区 児童精神科専門クリニック、医療法人永朋会 和光医院、加藤晃司です。

今回は、3歳児健診の重要性について解説します。


私が東海大学病院に所属しているころ、神奈川県の県西部のエリアでは3歳児健診に児童精神科が配置されていました。私も健診によく参加したものです。

3歳児健診の時に、言葉の遅れや、愛着形成の問題、発達の遅れ、対人相互性の障害、コミュニケーション障害、多動、不注意、などを発見することができれば、早期療育につながえることが早い段階でできます。

発達障害は、ある時点で遅れがあるからといって、それがその後変わらないものではありません。

トレーニングによっては、できなかったことが、できるようになり、診断基準からはずれてくることはよくあります。

しかし見つけるのが遅れて、小学校に入ってから発見されるとなると、療育としてはちょっと遅くなります。

もし健診時に児童精神科医がいない場合は、小児科の先生や保健所スタッフから発達について気になることがあると指摘されたら、その時点で児童精神科を受診するようにしてください。

発達が部分的に遅れていても、特に問題ないことも多いです。

しかし気になるサインがでているのであれば、詳しい検査をし、診断がつくものなのかどうか、もう少し様子をみるものなのかどうか、判断することができます。

もし診断がつく、もしくは対人相互性の障害のように中核症状がある場合は、早期に療育を行った方がいいです。

当院では個別療育を行いますが、集団療育もやるのであれば、専門の機関をご紹介することもできます。

なにか気にあることがあれば、早めにご相談ください。

医療法人永朋会 和光医院
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