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第 3 回 渡辺医院 院長 渡辺俊之

〇〇先生

経歴

<略歴>
群馬県佐波郡玉村町出身
中央高等学校卒
東海大学医学部卒(1986)
東海大学医学部講師(2000)
高崎健康福祉大学教授(2005〜2015)
東海大学大学院教授 高崎健康福祉大学大学院特任教授(2016〜2017)
渡辺医院院長(2018)

<現在>
東京大学医学研究科 非常勤講師
日本家族療法学会 会長→日本家族療法学会
日本臨床リハビリテーション心理研究会 世話人代表
日本サイコネフロロジー研究会 世話人
認知症と家族の会(ぐんま支部顧問)
介護者支援NPOアラジン 理事
群馬病院非常勤医師、日高病院非常勤医師、和光クリニック、にしきの園、太陽誘電、グリーンワーフ東戸塚、JACHO三島

第三回目のドクターズリレーは、私の出身大学東海大学の恩師である、渡辺俊之先生です。今回は私からお願いしてインタビューに答えていただきました。

渡辺先生には私が学生の時に講義していただき、精神医学に興味をもつきっかけを作っていただきました。また臨床助手として東海大学精神科教室に入局して3年間、スーパービジョンをしていただいていました。今思えば当時は何も気にすることなく渡辺先生のスーパービジョンを受けていましたが、改めてすごい先生にマンツーマンで長い時間指導していただいたことには感謝しかありません。力動的な考え方の基礎は渡辺先生から教えていただき、今もそれが私の診療に大きな影響を与えているのは間違いありません。
現在は2018年4月に群馬県で開業され、週1日当法人の和光クリニックに勤務していただいています。

渡辺先生の略歴ですが、

<現職>
渡辺医院院長

<渡辺医院>
370-0849 群馬県高崎市八島町17 イシイビル3F
027-386-5415 clinic5415@gmail.com
http://watanabe.luna.weblife.me/

<略歴>
群馬県佐波郡玉村町出身
中央高等学校卒
東海大学医学部卒(1986)
東海大学医学部講師(2000)
高崎健康福祉大学教授(2005〜2015)
東海大学大学院教授 高崎健康福祉大学大学院特任教授(2016〜2017)

<現在>
東京大学医学研究科 非常勤講師
日本家族療法学会 会長→日本家族療法学会
日本臨床リハビリテーション心理研究会 世話人代表
日本サイコネフロロジー研究会 世話人
認知症と家族の会(ぐんま支部顧問)
介護者支援NPOアラジン 理事
群馬病院非常勤医師、日高病院非常勤医師、和光クリニック、にしきの園、太陽誘電、グリーンワーフ東戸塚、JACHO三島

<所属学会>
日本精神神経学会、日本家族療法学会、日本精神分析学会、日本児童青年精神医学会、日本集団療法学会、日本家族看護学会

<資格>
医学博士(介護者のQOLへ家族関係が影響することを研究)
精神保健指定医
日本精神神経学会専門医・指導医
日本家族療法学会認定ファミリーセラピスト・同学会認定スーパーヴァイザー
日本精神分析学会認定精神療法医・同学会スーパーヴァイザー 
精神科医としての臨床経験は30年以上(東海大学病院、けやきの森病院,相州病院,群馬病院,日高病院など)

<受賞歴>
東海大学医学部ベストティーチャー
藤村邦(筆名)で群馬県文学賞受賞→ 藤村邦

<著書>
ケアの心理学(ベスト新書),ケアを受ける人の心を理解するために(中央法規),介護者と家族の心のケア(金剛出版),希望のケア学(明石書店),うちの親こころの病気と思ったら読む本(中央法規)、介護で幸せになる(山海堂)、バイオサイコソーシャルアプローチ(金剛出版),訳書にメディカルファミリーセラピー(金剛出版)など
藤村邦(渡辺俊之)の著作は星の息子ーサバイバーギルト,Afterglow-最後の輝き


となっております。

以下がインタビューの内容です。

 

① 医師になりたいと思ったのはいつ頃ですか?
浪人時代。早稲田の教育学部に入ろうと思っていたが、開業医をしている叔父が資金援助をしてくれると言ったのと、当時の友人(名古屋旭が丘高校出身、現在読売新聞記者)のU君と勉強しているうちに化学が全国ランキング入りしたから。

② 医師になりたいと思ったきっかけが何かありましたか?
祖父が渡辺医院を開業し、身近に町医者がいたからだと思っていますが、高校時代に死去した祖父の思い出は当所、抑圧されていました。

③ 現在の診療科を選択した理由は?
心理学、精神医学、文学に関心があったので大学3年までは、そんな本ばかり読んでいました。その後、外科に関心が移り、実習をやっている頃は心臓血管外科に入り、心臓移植をやりたいなどと妄想していました。大学6年の国家試験勉強で疲れてしまい、楽そうな精神科に決めようと当時の教授室を訪れました。


④ 開業を決めた理由は
12年、福祉系学部の教授職をやり、大学院では博士8名、修士10名を育てましたが、少子高齢化に伴い、管理業務、事務仕事、高校めぐり、就職斡旋などの仕事が膨大に増え、医者としてのアイデンティティが希釈されていくことに耐えられなくなりました。2年前に大腸がんの手術と治療をして、自分の人生は自分でマネージメントしたいと強く思ったからです。


⑤ どのような治療をしていますか?
力動的精神療法全般です。一般診療でも15分は時間をかけて環境とパーソナリティの相互作用から診療しています。また精神分析的精神療法と家族療法の認定資格があるので、この二つの治療は自費診療を行っています。


⑥ 現在の仕事をしていてやりがいを感じる時は?
何より、患者さんの精神世界に入り、一緒に社会適応を上げていくことを考えることです。患者さんの人生から、私は今でもいろいろ学びます。そして新しい気づきを知った時にやりがいを感じます。


⑦ 5年後の目標を教えてください
まず、健康に診療を続けていることです。何も多くは望みません。運命が人生を決めるという、フランクルの言葉を糧にしています。

⑧ 臨床教育の伝承
 臨床を後人に伝えていくことが私の使命です。和光クリニックの加藤先生は私のスーパーヴァイジーでした。彼が積極的に私のもとで力動的精神療法を学んでいたことが和光クリニックに勤務しているきっかけです。力動精神医学は臨床だけでなく、組織運営にも役立ちます。そうした姿勢が和光クリニックには随所感じられます。
  現在は日本家族療法学会会長、教育研修委員として、日本精神神経学会で精神療法研修の推進を行っており、渡辺医院と一緒に高崎西口精神療法研修室も併設しました。

以上です。

大学は離れてしまうと会わない先生にはまったく接点なく人生が過ぎていきますが、渡辺先生とはご縁あり、今も一緒に働かせていただいています。私はこの仕事をしていてよく思うのですが、すべての出会いにはなんらかの意味があると思っています。自分らしく人生を生きようともがいている人にしか、偶然としか言えないような大切な人と出会うことや、その出会いの持つ意味に気が付くことができないのではないかと思っています。

私は渡辺先生の書かれた著書はすべて読んでいますが、渡辺先生の文章を読むと、その場で文字が生きているようであり、映像が目の前に広がるような不思議な感覚になります。私が精神科医だから無意識に共感しているせいなのかもしれませんが、自我機能をあっさりと越えてくるような親和性と浸透性があります。
特に小説の方が専門書よりも上記のような感覚になりやすかったですので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
ペンネームは藤村邦異ですので、皆さん調べてくださいね。アマゾンでも購入できますよ。

では次回第四回目は誰になるでしょうか。
お楽しみに。