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第 6 回 医療法人永朋会 和光医院 藤野智哉

〇〇先生

経歴

平成27年4月~一宮西病院
平成29年4月~愛知医科大学病院精神神経科
平成30年4月~上林記念病院 精神科、子供発達センターあおむしにて外来診療
平成31年4月~愛知医科大学病院精神神経科

今回は藤野智哉先生に、ドクターズリレー、インタビューに答えていただきました。


氏名:藤野智哉
診療科:精神科
専門領域:青年期・成人期精神障害の薬物療法と精神療法、司法精神医学

① 医師になりたいと思ったのはいつ頃ですか?
中学生くらいから漠然と考えていました。中高一貫校だったので理系の多くの生徒が自然に医学部コースへと進んでいくという環境の影響もあったかもしれません。

② 医師になりたいと思ったきっかけが何かありましたか?
自身が心臓に疾患を抱えているため幼少期から病院や医師という職業は身近にありました。自身が救ってもらった医療に恩を返すという意味でも医師になるという選択肢はかなり早くから頭の中にありました。




③ 現在の診療科を選択した理由は?
精神科の診断は、深く考えずに操作的に行うと誰でもできるように見えますが多くの間違いを生み、長年間違った診断で治療を受けている患者さんがいます。また私は司法精神という分野に興味があるのですが、罪を犯した方の精神鑑定においても検察側弁護側で診断が食い違うことが非常に多くあります。しかしどちらも第3者の目が入りづらくブラックボックスになっている節があり、きちんと責任と覚悟をもってやる気のある人間がつく必要のある仕事だと思っています。私はそこに自身の役割、やりがいを見出しこの職に就きました。

④ どのような患者さんが来られますか?
私は現在大学病院、市中病院、刑務所、クリニックなど様々な病院で診療しているのでかなり様々な患者様と接します。児童の発達から老年期の認知症まで老若男女の人生に寄り添った診察を行わせていただいています。
⑤ どのような治療をしていますか?
大学病院では一般的な治療や新薬の導入、薬では完治に至らない方の電気痙攣療法などまで行っています。クリニックでは薬物治療だけでなく生活により近しい形で必要なカウンセリングやペアトレ、言語療法やソーシャルスキルトレーニング、訪問看護や放課後デイなどの提案、さらには自由診療ならではのTMSの導入なども行っています。

⑥ 現在の仕事をしていてやりがいを感じる時は?
受診時には日常生活を十分におくれない状況となっている方が多く、その方だけでなくその家族や周りの方もしんどくなっていることがあります。患者さんが改善するのはもちろんのことそれにより本人だけでなく周りの方のことも救うことができるのも魅力の一つだと感じています。


⑦ 仕事以外でリラックスできるのは何をしている時ですか?
精神科医という仕事の特色上自身は常にリラックスしているべきと考えていますが最近はリラックスできるアロマにはまっています。




⑧ 5年後の目標を教えてください
通常の医師として診療能力を挙げるのは当然として司法精神に関しても本格的にスタートを切りたい頃ですし、また現在行っている出版などを含めたメディア活動による啓発などももっと大規模にできていると良いなと思います。




⑨ メッセージ
このコロナ禍でしんどくなっている多くの方に向けて拙書「コロナうつはぷかぷか思考でゆるゆる鎮める」がワニブックスから発売中です。


<プロフィールあるいは略歴>

平成27年4月~一宮西病院
平成29年4月~愛知医科大学病院精神神経科
平成30年4月~上林記念病院 精神科、子供発達センターあおむしにて外来診療
平成31年4月~愛知医科大学病院精神神経科




<著書>
このコロナ禍でしんどくなっている多くの方に向けて拙書「コロナうつはぷかぷか思考でゆるゆる鎮める」や「あきらめるとうまくいく」がワニブックスから発売中です。
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