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臨床情報 「EPAが疼痛性障害に効く 〜最新の研究報告〜」

EPAが疼痛性障害に効く 〜最新の研究報告〜

新学期が始まりました。

早々から雨が降っている地域もありますが、良いスタートがきれていることを願っています。




さて、以前から、青魚に多く含まれる EPA と DHA、また、亜麻仁油、エゴマ油、チアシー ド油などに多く含まれる αリノレン酸は、健康効果が言われていました。





特にEPA、DHAについては、抗炎症効果が高く、



高脂血症の改善、心血管系障害、関節リウマチへの効果、

うつ、不安症、認知症、など気分障害や脳機能障害への効果が報告されておりました。





サプリでうつ、不安症、疼痛性障害は治らないか?
サプリでうつ、不安症、疼痛性障害は治らないか?DHA,EPA、がうつ病、不安症、疼痛性障害に有効と最新研究で言われています。
リンク
meiekisakomentalclinic.com







今回、岡山大学の研究にて、EPAについて疼痛障害(神経障害性と炎症性疼痛)に効果をもつメカニズムが解明されました。

 



魚油や亜麻仁油に含まれるオメガ3系多価不飽和脂肪酸のエイコサペンタエン酸が痛みに効く分子メカニズムを解明~慢性痛の新規医薬品の開発に期待~ - 国立大学法人 岡山大学
岡山大学の公式サイト。
リンク
www.okayama-u.ac.jp





魚に含まれるEPAという健康な成分(副作用がない成分)が、今後、疼痛性障害の治療薬に繋がる可能性が高く、非常に期待しています。





名駅さこうメンタルクリニック
院長
丹羽亮平