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臨床情報 「ストレスにて妄想・幻覚が出る方。レキサルティを」

ストレスにて妄想・幻覚が出る方。レキサルティを

 まず、当院のクリニックとしての特色として、妄想・幻覚を主症状として来院される方、統合失調症の患者さんはあまり多くありません。



 しかし、通院されている患者さんから幻覚・妄想の症状のお悩みについてはしばしば伺います。



 季節の変わり目にて最近も非常におおいのですが、



 もともと、自閉スペクトラム症、ADHD、不安障害、パニック障害、不登校などで通院されていた方が、様々なストレスや環境の変化をきっかけに、一過性の精神病症状が出現するケースです。





 例えば、中学生の不登校にて通院されている方の例です。



 ・感覚過敏にて音やネガティブな刺激に敏感である(教室の騒音がもともと気になる。先生に怒られることが不安。他生徒が先生から叱られるのを見るのがつらい、など。)。



 ・不安を感じやすく、宿題をやっていないなど些細なことをきっかけに気分が落ち込み学校のお休みを繰り返す。

 



 診断は、他の症状を含めて判断され、



 自閉スペクトラム症  注意欠如多動症  知的な障害 うつ病 不安障害 パニック障害

などが組み合わさることが多いと思います。





 ・このような背景のある方が、人間関係のトラブル、季節の変わり目など環境変化、ほかにも試験勉強などストレスをきっかけに、



 悪口を言われている気がする。見張られている気がする。(被害妄想)

 自分の考えが筒抜けになっている。(思考伝播)

 夜に寝ていたら、横に人がいる。など妄想、幻覚症状。





 などの様々な幻覚・妄想が出現することがあります。





 こういったケースに最近よくレキサルティをつかいます。

続きは次回。





〇レキサルティとエビリファイ (meiekisakomentalclinic.com)

 

〇統合失調症の入院はへっている。自閉スペクトラム症との関連は? (meiekisakomentalclinic.com)







名駅さこうメンタルクリニック
院長
丹羽亮平