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エビリファイの副作用の頻度について~うつ、躁鬱病、統合失調症、自閉症に効く薬

エビリファイの副作用の頻度について~うつ、躁鬱病、統合失調症、自閉症に効く薬

 向精神病薬(抗うつ薬、抗精神病薬、睡眠導入薬、抗不安薬など)をすべて含めた中でも、特に処方量の多い薬剤の一つがエビリファイ(アリピプラゾール)です。





 僕自身、エビリファイの処方頻度はやはり高いのですが、なぜかというと、適応疾患や効果の期待できる症状が幅広いからです。

  





添付文書に記載される効果、疾患は以下になります。



統合失調症
双極性障害における躁症状の改善
うつ病・うつ状態
小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性

 他にも、チック症(トゥレット症)、睡眠相後退症候群にも有効であり、治療にてしばしば使われます。


 また、エビリファイが治療によく使われる理由として、
副作用が比較的すくないことも挙げられますが、そのことでひとつ留意点があります。




 僕自身は、エビリファイをうつ病に対してや、自閉症スペクトラム症(≒発達障害)などの児童患者さんに1㎎~3㎎など少量を処方することがおおいのですが、
 患者さんやご家族がご自身でエビリファイをネットなどで調べて、記載される副作用の多さに驚かれることです。



 エビリファイの副作用として以下のものがあります。

 錐体外路症状(アカシジア、しゃべりにくい、よだれなど)、不眠、眠気、体重増加、便秘、抗プロラクチン血症、など



 しかし、副作用の発生頻度はエビリファイの内服量や疾患により異なります。



 エビリファイの用量は疾患により大幅に異なるため、
1~3㎎の少量内服では、実際に悩みうる副作用は不眠、眠気が主なもので、錐体外路障害はあまり見かけないと感じます。


 エビリファイの処方用量は疾患により大幅に異なります↓


用法及び用量
〈統合失調症〉成人には1日6~12mgを開始用量、1日6~24mgを維持用量
〈双極性障害における躁症状の改善〉成人には開始用量は24mg、12~24mgを維持用量
〈うつ病・うつ状態〉成人には開始用量は3mg、~15mgを維持用量
〈小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性〉1日1mgを開始用量、1日1~15mgを維持用量


 副作用などご質問あれば、かかりつけ医師にご相談ください。



*レキサルティとエビリファイ


*睡眠相後退症候群の薬物療法



名駅さこうメンタルクリニック

丹羽亮平