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プレイセラピーの意味あい、名古屋の児童精神科医が解説

プレイセラピーの意味あい、名古屋の児童精神科医が解説

こんにちは、名古屋市千種区 児童精神科専門クリニック、医療法人永朋会 和光医院、加藤晃司です。

今回は、プレイセラピーの意味あい、について解説します。

プレイセラピーとは、読んで字のごとく、遊ぶを使ったセラピーです。

もともとは精神分析的な治療から生まれたものです。

ですので、非言語である遊びを介して、精神分析的アプローチを子どもにする、ことを目的としています。

子どもは、小さい子も、大きくなっても、言語でのコミュニケーションが苦手な子がいます。

もともと苦手な子もいれば、何かあって苦手な子もいるし、対人恐怖的な意味で苦手な子もいます。

病態が重くなければただ遊んでいるだけでも、関係性ができてきたら、それで自動的によくなっていく子ももちろんいます。

しかしそうであれば、一緒に遊ぶのは、心理士でなくてもいい、となります。

そのプレイの中での力動を扱い、解釈し、時にそれをプレイを通じて子どもにもどしていく、言葉を使ってもいいし、非言語のアプローチでもいい、たまに戻す、これが重要です。

大人のカウンセリングはこれを言語を使ってやっているにすぎません。

箱庭とかは有名ですが、別に箱庭をつかわずとも、どのようなプレイでも、心を投影することはできます。

心の動き、力動は目に見えるわけでないですが、確実にそこに存在しているものです。

それは精神分析的な治療を受けてみないと分からないこと、0か1、なんです。

よくプレイって何するんですかと保護者の方に聞かれますが、上記のようなことなので、なかなかすぱっと答えにくいものではあります。

また保護者の方がセラピールームに入ると、治療の展開はおそらく遅くなるでしょう。だめではないですが、一対一の方が展開は早い。


当院ではプレイセラピーもやりますので、ご希望の方はクリニックまでお問合せください。

医療法人永朋会 和光医院
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