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【@doctor レシピ】グリーンスムージー

グリーンスムージーのレシピをアップしました。

@doctor レシピ グリーンスムージー

2人分
カロリー:40Kcal/1人分

・材料
キャベツ(ひと口大) 50g
りんご(ひと口大) 100g
小松菜(ざく切り) 一株(100g)
レモン          大さじ1
水      100cc

<作り方>
①りんご、キャベツ、小松菜、水の順にミキサーに入れ
滑らかになるまで撹拌する。
②グラスに注ぎ入れる。

■■@doctor 児童精神科加藤医師コメント

今回は、「グリーンスムージー」です。

名前からめちゃ体に良さそうですよね。見た目も抜群にいいグリーンです。

まずはキャベツについてです。キャベツは100g中に、23kcal、たんぱく質 1.3g、脂質 0.2g、炭水化物 5.2g、食物繊維 1.8g、カルシウム 43mg、ビタミンB1 0.04mg、ビタミンB2 0.03mg、ナイアシン 0.2mg、ビタミンC 41mg、となっています。糖質は、炭水化物-食物繊維=3.4g、GI値 26となっています。アミノ酸は、バリン 48mg、ロイシン 51mg、イソロイシン 33mgとなっています。これらをみると、ビタミンCや食物繊維多く、抗酸化作用、腸内細菌叢の改善に役立ちます。またキャベツはキャベジンというビタミンUを含んでいます。さらにキャベツの外側の緑が濃い部分には、βカロチンが多く含まれています。βカロチンは体内に取り込まれるとビタミンAに変わり、目の健康維持・視力障害の防止に効果が期待できます。

次に小松菜です。小松菜はアクが少ないため、スムージやコールドプレスジュースに取り入れやすい野菜です。自分でコールドプレスジュース作る時に小松菜を入れましたが、エグミがなく取り入れやすい野菜だと思いました。小松菜は100g中に、14kcal。たんぱく質 1.5g、脂質 0.2g、炭水化物 2.4g、食物繊維 1.9g、カルシウム 170mg、カリウム 500mg、マグネシウム 12mg、鉄 2.8mg、ビタミンA 260μg、βカロチン 3100μg、ビタミンE 0.9mg、ビタミンB1 0.09mg、ビタミンB2 0.13mg、ナイアシン 1.0mg、ビタミンB6 0.12mg、葉酸 110μg、ビタミンC 39mgが含まれています。糖質は0.5mg、GI値は23となっています。アミノ酸は、バリン 93mg、ロイシン 110mg、イソロイシン 65mgとなっています。小松菜には、ビタミンC、Eが多く含まれており、抗酸化作用が強いです。また小松菜には免疫細胞を増やすイソチオシアネートをという成分が含まれています。胃や十二指腸などに対する抗潰瘍作用があり、潰瘍の予防や治療に非常に高い効果があると言われています。さらにカルシウムは、牛乳やヨーグルトよりも多く含んでおり、ポパイがよく食べているほうれん草よりも多いです。しかし野菜のカルシウムは牛乳よりも吸収率が低いので、ビタミンDを一緒に摂るといいでしょう。さらにさらに、鉄分が多く、また妊娠中に不足しやすいカルシウム、胎児の発育に必要な葉酸も含まれており、女性に必要な栄養素が豊富に含まれています。
最後にあまり聞きならない栄養素として小松菜にはイソチオシアネートが含まれています。イソチオシアネートには体内の解毒酵素の働きを高めたり、抗酸化力を高める働きがあります。イソチオシアネートを加熱してしまうと、生の状態で含まれていた時の含有量を半分以上も減少する可能性あるためスムージーやコールドプレスジュースで利用するのは理にかなっています。

りんごはこれまでに何度かでてきているので復習です。りんご(皮つき)は、100g中に、61kcal、炭水化物 16.2g、食物繊維 1.9g、ビタミンC 6mgとなっています。糖質は、14.3g、GI値は36となっています。クエン酸、リンゴ酸という有機酸を多く含み、胃腸の働きや殺菌作用があります。
クエン酸、リンゴ酸はクエン酸回路(TCA回路)を活発にする役割を持っています。ストレスや食生活の乱れ、激しい運動などによって身体の中に疲労の元となる乳酸やピルビン酸などがどんどん蓄積されてしまいます。クエン酸を摂取することで、疲労の回復効果が期待できるというわけです。
またリンゴの皮には食物繊維の一種であるべクチンが多く含まれており、整腸作用を促し、便秘を防ぎます。食物繊維ですので糖の吸収を穏やかにし、血糖値が急に上昇するのを防ぎます。さらに皮にはポリフェノールも多く含まれており、抗酸化作用が強いですから、細胞がサビるのを防いでくれます。りんごが時間がたつと変色するのは、りんごに含まれるポリフェノールが酸化するからです。ビタミンCも抗酸化作用が強いので、りんごはポリフェノール+ビタミンCでダブル抗酸化作用あります。抗酸化作用とは、自身が酸化されることで体内の細胞を酸化から守る性質のことを言いますので、変色するのは悪い意味ではないのです。ポリフェノールは、糖尿病や肥満、動脈硬化といった生活習慣病の予防や、ガンの予防、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を抑える作用、肌を白くする作用などが知られています。りんごのポリフェノール成分は、果肉にもありますが、主に皮とその皮下に多くあるので、りんごを皮ごと使うことをおすすめします。

ということで今回の、きゃべつ、小松菜、リンゴの組み合わせはビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール、βカロチンという抗酸化作用を持つ栄養素が非常に豊富に含まれており、アンチエイジング効果は抜群すぎるといえるでしょう。体のあらゆる細胞がサビるのを防いでくれるため、美容にも良く、癌化を予防します。食物繊維も3つとも豊富であるため、糖の吸収を穏やかにすることで血糖値を安定化させ、また腸内フローラ改善することで心と体の健康を高めます。アミノ酸も多く、筋肉にとっても喜ばれるレシピとなっております。
しかもこの組み合わせはコールドプレスジュースにすれば、味は好みがあると思いますが、より酵素を壊れない状態で摂取することができるのでおすすめです。


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