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自律神経発作、これは内服でのコントロールを早めにした方がいい、名古屋の児童精神科医が解説

自律神経発作、これは内服でのコントロールを早めにした方がいい、名古屋の児童精神科医が解説

こんにちは、名古屋市千種区 児童精神科専門クリニック、医療法人永朋会 和光医院、加藤晃司です。

今回は、自律神経発作、これは内服でのコントロールを早めにした方がいい、について解説します。

精神科の内服は無駄に使うべきではない、というのが私の考えです。

ですが、自律神経発作、例えば、動悸、息苦しい、頭痛、しびれ、腹痛、めまい、などなど、体の症状として一時的に出現する自律神経発作は、内服を早めに使うべきだと考えています。

もちろん効果があればということですが、多くの方はある程度効きます。

頓服使いして、症状がある時だけ使う、という感じでやります。

内服を使えばある程度は症状がコントロールできることが分かれば、いざという時の手段がある、ということを自分で認識することができます。

これがかなり違いを出します。

いつ症状がでるか分からない、となると、それが出現したらこまる場所やシチュエーションを避けたくなるものです。

なったらどうしよう、症状がでたらやばいかもしれない、という不安が、さらに自律神経症状を出現しやすくなる、悪循環へと入っていくのをそうそうに止める必要があるのです。

それは子どもでも、大人でも、同じです。

年齢によって使える薬が違う、というだけです。

薬はメリット、デメリットがありますが、メリットが多いならいったんは使ってみるべきです。

変な形で進行すると、もとに戻すだけでも、かなり大変になることがあります。

神経の過剰発作は、いったん起きると、鎮めるのが難しいことがあります。

子どもに使いやすいものは、児童精神科でないと分からないと思います。

薬は使いこなすことが重要。

だらだら使ったらやめれなくなりますし、全体の機能を下げる可能性すらあります。

自律神経症状は、何かの前駆症状のこともありますから、そのあたりの見極めも重要です。


お困りのことがあれば、当院へご相談ください。

医療法人永朋会 和光医院
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