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【@doctor レシピ】2層のマンゴージュレ

2層のマンゴージュレのレシピをアップしました。

@doctor レシピ 2層のマンゴージュレ


■レシピ
2人分
カロリー:86Kcal/1人分

・材料
マンゴージュース 140cc
マンゴー(缶) 40g

粉ゼラチン 3g
水 15cc

《A》水 100cc
《A》レモンのしぼり汁 小さじ2
《A》はちみつ 大さじ1

粉ゼラチン 3g
水 15cc

マンゴー(缶)(飾り用) 20g
ミントの葉 2つ

<下準備>
・マンゴー(缶)は1cmの角切り。
・粉ゼラチンは冷水にふり入れひと混ぜし、戻す(10分~)。
使用する直前に電子レンジで加熱し(500W30秒位)、溶かしておく。
・ミントの葉は水で洗い、水気を除いておく。

< 作り方>
①ボウルにマンゴージュース・マンゴー(缶)を入れ、溶かしたゼラチンを加え
 よく混ぜ合わせる。
②器に分け入れ、冷蔵庫で冷やし固める(15分~)(マンゴーゼリー)。
③ボウルに《A》を入れよく混ぜ、溶かしたゼラチンを加え混ぜ、
 バットに流し入れ冷蔵庫で冷やし固める(15分~)。
④③をフォークでクラッシュする(クラッシュゼリー)。
⑤マンゴーゼリーにクラッシュゼリーをのせ、マンゴー(飾り用)・ミントの葉を飾る。

■■@doctor 児童精神科加藤医師コメント

今回は、「2層のマンゴージュレ」です。

マンゴーは初登場ですね。熱帯・亜熱帯地域で広く栽培されるトロピカルフルーツの一つです。

マンゴーは、100g中に、64kcal、たんぱく質 0.6g、脂質 0.1g、炭水化物 16.9g、食物繊維 1.3g、カルシウム 15mg、マグネシウム 12mg、鉄 0.2mg、ビタミンA 51μg、βカロチン 610μg、ビタミンB1 0.04mg、ビタミンB2 0.06mg、ナイアシン 0.7mg、ビタミンB6 0.13mg、葉酸 84μg、ビタミンC 20mgとなっています。糖質は炭水化物-食物繊維=15.6mg、GI値は49となっています。アミノ酸は、バリン 31mg、ロイシン 40mg、イソロイシン 25mgとなっています。

やはり果物ですので、比較的GI値は高く、糖質も含まれています。マンゴーだけに限りませんが、果物は全体的にGI値高めですので、摂取しすぎはよくありません。多く含まれる栄養素としては、ビタミンA、βカロチン、葉酸、ビタミンCというあたりでしょうか。食物繊維もまあまあ含まれています。

ビタミンAはレチノール活性当量として表されます。これは動物性食品に含まれるレチノールの量と、主に植物性食品から摂取されるβカロテンなどのカロテノイドが体内でビタミンA作用をする場合の換算量との合計です。ビタミンAは鼻や喉、肺などの粘膜の材料となり、ウイルスの侵入を防いでいます。また細胞を酸化から守る抗酸化作用が強く、免疫機能を維持することでガン抑制効果もあります。目の栄養としても重要で、光の明暗を感じる網膜にあるロドプシンの主成分がビタミンAなので、視力の低下や夜盲症なども防ぎます。
さらに皮膚、髪の毛、爪などの細胞を活性化させる作用があり、女性が美しさを保つには必要な栄養素となります。しかしビタミンAは脂溶性のビタミン(他にはD、E、K)ですので、とりすぎると体内に蓄積しビタミンA過剰症となる可能性ありますので注意が必要です。ビタミンA過剰症になると、後頭部の激しい痛み、手足の痛み、めまい、嘔吐、下痢、倦怠感、肌荒れ、脱毛、などを起こす可能性があります。サプリメントを使う時は脂溶性ビタミンはとりすぎに注意しましょう。水溶性ビタミンはあまり気にしなくていいですが、サプリメントはあくまで補助的に利用しましょう。
βカロテンはプロビタミンAとも呼ばれ、体内で必要に応じてビタミンAに変わり、残りは活性酸素を抑止し、免疫力を向上させ成人病の予防に効果があると言われております。ビタミンCとの組み合わせで抗酸化作用は相乗効果を発揮し、美肌効果や老化防止にも期待が持てます。また水や熱にも強いので調理での損失はほとんどなく、体内にある程度蓄えておくことができます。脂溶性のビタミンなので、油を一緒に摂取すると吸収率が高くなりますので、良質なアブラと一緒にとるのが良いでしょう。オメガ3あたりいかがでしょうか。

次にビタミンCです。ビタミンCはドパミンなどの神経伝達物質の合成や、抗ストレスホルモンである副腎皮質ホルモンの合成にもかかわっているため、ストレスと戦うためにビタミンCは必要です。ビタミンCは水溶性ビタミンですので1日に何度かに分けてたくさん取りたいところです。マンゴーが持つビタミンCとβカロテンは、抗酸化作用強く、免疫力の強化に効果があるので、風邪気味の時や、感染予防にも効果を発揮します。秋、冬の時期は空気が乾燥して細菌感染、ウイルス感染ともにしやすい時期ですのでありがたいです。さらにビタミンCはコラーゲンの生成を行い、シミ、しわの予防改善が期待できます。

またマンゴーには葉酸が多く含まれています。葉酸は、ビタミンB12とともに赤血球を作るため、貧血予防になります。また記憶力低下や、物忘れを改善する効果が期待できます。不足すると貧血を起こしたり、肌荒れや口内炎の原因になります。またアルコールやたばこは葉酸の消費を上げるので、使用している人は意識してたくさん取りましょう。
さらに葉酸は赤血球を作るのを助けDNAの構成に関与する働きがあると確認されています。摂取目安量は200μgなので欠乏することは少ないのですが、妊婦さんは必要な摂取量が通常の2倍になります。赤ちゃんの発育不全を予防する為にも、妊婦さんは積極的に摂取された方がよいでしょう。

このようにマンゴーにはビタミンA、βカロチン、ビタミンC、が含まれるため、抗酸化作用が非常に強く、老化を防ぎ、アンチエイジング効果あります。また体がサビるのを防ぎますので、脳にももちろんプラスの効果があります。
さらに多く含まれている葉酸は女性に必要な栄養素であり、その他栄養素も美容、アンチエイジングに効果あることからも女性にうれしいメニューとなっております。

もちろん今回のメニューは糖質もそれなりに含まれていますので、血糖値の安定化のためには食べすぎには注意しましょう。

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