パンナコッタ～ラズベリーソース～のレシピをアップしました。

■@doctor レシピ パンナコッタ～ラズベリーソース～


・材料：2人分
・カロリー（1人分）：98kcal
・調理時間：約5分（冷やし固める時間は除く）

材料 分量

牛乳 160cc
コンデンスミルク 小さじ2

A 粉ゼラチン 2g
A 冷水 10cc

B ラズベリー（冷凍） 4粒
B はちみつ 小さじ1
B 水 小さじ1

ミントの葉 2つ

～下準備～
・材料Aの粉ゼラチンは冷水にふり入れ、戻し（10分～）、使う直前に電子レンジで加熱し（500W20秒～）、溶かしておく。
・材料Bのラズベリー・はちみつ・水は合わせておく（ラズベリーソース）。

＜作り方＞
①ボウルに牛乳・コンデンスミルクを入れ、ゴムベラで混ぜる。
②溶かしたゼラチンを加え、よく混ぜ、器に分け入れ、冷蔵庫で固める（30分～）。
③ラズベリーソースをまわしかけ、ミントの葉を飾る。


■■@doctor　児童精神科加藤医師コメント

今回は、「パンナコッタ～ラズベリーソース～」です。

コンデンスミルク初登場です。

コンデンスミルクは練乳類に分類されます。練乳類とは、生乳または牛乳を濃縮したものであり、そのまま濃縮した「無糖練乳」としょ糖を加えて濃縮した「加糖練乳」があります。無糖練乳はエバミルク、加糖練乳はコンデンスミルクと呼ばれます。

コンデンスミルク（加糖練乳）は、100ｇ中に、322kcal、たんぱく質 7.7g、脂質 8.5g、コレステロール 19mg、炭水化物 56.0g、食物繊維 0g、ナトリウム 96mg、カリウム 400mg、カルシウム 260mg、マグネシウム 25mg、リン 220mg、鉄 0.1mg、亜鉛 0.8mg、ビタミンA 120μg、ビタミンB1 0.08mg、ビタミンB2 0.37mg、ビタミンB6 0.02mg、ビタミンB12 0.7μg、ビタミンC 2mgとなっています。糖質は、56.0ｇ、GI値82となっています。かなり糖質多く、GI値が高いので、低糖の練乳も売っていますのでそちらを使うか、コンデンスミルクを使用するなら少量にしておかなければ食後の血糖値が急上昇してしまい、シュガーバーニングがメインとなってしまい、心と体の健康にはよくありませんね。

復習ですが、血糖値がどのくらいのスピードで上がるかを表した指標として、GI（グリセミック・インデックス）という数値があります。ブドウ糖を摂取した時の血糖値上昇率を100として、相対的に表されています。コンデンスミルクのGI値は82とミルク・クリーム類の中では高い方です（牛乳 25、無糖練乳 32、エバミルク 32）。
血糖値の急激な上昇や低下を繰り返していると精神の不安定、自律神経の乱れにつながりやすくなります。糖質の摂取の仕方は精神症状の安定には非常に重要ですので、糖質制限を完璧にする必要はありませんが、血糖値の安定を考えながら食事を組み立ててみましょう。

ラズベリーは以前にでてきたのでこれも復習です。
ラズベリーに関しては、生100ｇで41kcal、たんぱく質1.1ｇ、ビタミンC 22ｍｇ、ビタミンE 1.4ｍｇ、食物繊維4.7g、炭水化物10.2ｇとなっています。ラズベリーは１粒で3gくらいなので、1粒で1.2ｋcalです。食物繊維は果実の中では多い方です。
ビタミンEは抗酸化作用があり、活性酸素の働きを抑えてくれます。ラズベリーに含まれるポリフェノールも同様の働きをします。細胞の酸化を防ぎますから肌にもいいですし、アンチエイジング効果があります。グランベリー、ブラックベリーなどのベリー類は糖質制限中でも食べやすい果実です。賞味期限は短いのでそこは注意が必要です。
また糖質は5.5ｇですが、ここで一つ覚えておいてほしい計算式があります。「炭水化物＝食物繊維+糖質」。炭水化物は食物繊維と糖質でできているのです。糖質量が分から時は、糖質＝炭水化物-食物繊維で計算してください。ラズベリーですと、10.2-4.7＝5.5なので、糖質5.5ｇと簡単に計算できます。ラズベリーは果物の中では糖質は少ない方ですので摂取しやすいですねが、今回のようにデザートで使用されることが多い果物ですので、その他の栄養素との組み合わせで糖質が多くなってしまったら意味がないでので、組み合わせには注意していきましょう。


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