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【@doctor レシピ】キャベツとバナナのスムージー

キャベツとバナナのスムージーのレシピをアップしました。

@doctor レシピ キャベツとバナナのスムージー



材料 2人分

《A》キャベツ(ザク切り) 4枚
《A》バナナ(ひと口大) 1本
《A》レモンの絞り汁 小さじ1
《A》水 200cc
《A》はちみつ 小さじ2


■■@doctor 児童精神科加藤医師コメント

今回は、「キャベツとバナナのスムージー」です。

キャベツですが、別名「甘藍」といいます。
まずはキャベツについてです。キャベツは100g中に、23kcal、たんぱく質 1.3g、脂質 0.2g、炭水化物 5.2g、食物繊維 1.8g、カルシウム 43mg、ビタミンB1 0.04mg、ビタミンB2 0.03mg、ナイアシン 0.2mg、ビタミンC 41mg、となっています。糖質は、炭水化物-食物繊維=3.4g、GI値 26となっています。アミノ酸は、バリン 48mg、ロイシン 51mg、イソロイシン 33mgとなっています。これらをみると、ビタミンCや食物繊維多く、抗酸化作用、腸内細菌叢の改善に役立ちます。またキャベツはキャベジンというビタミンUを含んでいます。さらにキャベツの外側の緑が濃い部分には、βカロチンが多く含まれています。βカロチンは体内に取り込まれるとビタミンAに変わり、目の健康維持・視力障害の防止に効果が期待できます。

バナナはもう複数回登場しています。合わせやすいんでしょうね、バナナは。
バナナですが、100g中に、86kcal、たんぱく質 1.1g、脂質 0.2g、炭水化物 22.5g、食物繊維 1.1g、カリウム 36.mg、マグネシウム 32mg、リン 27mg、ビタミンB1 0.05mg、ビタミンB2 0.04mg、ナイアシン 0.7mg、ビタミンB6 0.38mg、葉酸 26μg、ポリフェノール 1.1gとなっています。糖質は21.4g、GI値は55となっています。BCAAであるバリン 48mg、ロイシン 69mg、イソロイシン34mgとなっています。ちらみに脂肪酸はオメガ3(αリノレン酸)は28mg、DHA(ドコサヘキサエン酸)0mg、EPA(エイコサペンタエン酸)0mgとなっています。トマト+バナナは、n-3系の多価脂肪酸が少ないため、気になる方は少しアマニ油やエゴマ油を追加してもいいでしょう。良質なアブラはシュガーバーニングからファットバーニングへの切り替えを促進することで血糖値の安定化につながり、抗炎症作用を持つため脳神経障害、血管障害からあなたの体を守ってくれます。炎症は細胞を傷つけるためあらゆる病気の原因の一つになります。
またあまり単独でバナナを食べすぎると血糖値の上昇につながりますので、食べすぎには注意が必要です。今回のようにスムージの一つの素材として使用するのがいいでしょう。デザートの中にバナナが入っていることがありますが、あの組み合わせは避けた方がいいでしょう。
キャベツとバナナを組み合わせることで、食物繊維、ビタミンCをしっかりとることができます。ビタミンCは抗酸化作用強く、細胞の老化を防ぐため、体と心の健康にも、美容にも必須の栄養素です。ビタミンCは脳内の神経伝達物質(セロトニン、ドパミン、GABAなど)の生成に必要な栄養素であり、不足すると精神症状の不安定につながる可能性があります*。食物繊維の豊富さも便秘解消、腸内フローラの改善に効果ありますし、脳腸相関も忘れてはいけないキーワードですね。また血糖値の安定化のためにも食物繊維は役立ちますので、いくつかの症状効果が期待できます。


*神経伝達物質とは
神経細胞終末からシナプス間隙に放出され,次の神経細胞や筋肉細胞などに興奮または抑制の作用を引き起こす化学物質の総称。アセチルコリン,ノルアドレナリン,ドーパミン,セロトニン,アドレナリンなどのアミン類や,グルタミン酸,γアミノ酪酸(GABA),グリシンなどのアミノ酸類,さらにP物質,エンケファリン,エンドルフィンといったペプチド類など,十数種類が知られている。
特定の神経伝達物質が不足すると、うつ症状や不安症状、自律神経症状が出現する一つの原因となる。


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